ステロイド入りの美白化粧品に要注意|顔のシミ取り化粧品の口コミランキング

ステロイド入りの美白化粧品に要注意

イギリスで、体調不良を訴えていた女性の病気の原因が、強力なステロイドという薬入りの美白クリームだったという事例がありました。 そのクリームは未許可のものだったのですが、肌にあざや、しまのような線がでていて、筋肉が衰弱していたそうです。

 

この事例ほどひどい状態ではなくても、日本でも美白化粧品の中にステロイドが配合されていることがあるようです。 美白効果のある化粧品には、メラニンの生成を抑制する働きのある、ハイドロキノンが配合されていることが多くあります。

 

ハイドロキノンはかなりの美白効果を得ることができる成分なのですが、濃度の高さや、保存状況によっては、使用すると肌にかゆみや炎症が起こることがあるので、それを防ぐために抗炎症作用のあるステロイドという薬が配合されていることがあるのです。

 

この薬は、肌の炎症やかゆみを抑える働きがある反面、長く使い続けるとさまざまな副作用が出ると言われています。 免疫が低下したり、皮膚の色が黒くなったり、血管や皮膚が弱くなったりすることがあるようです。

 

この薬が配合されている美白化粧品を知らずに使っていると、いつの間にか肌や体にトラブルが起こる可能性があるのです。 とは言っても、ハイドロキノンが配合されている化粧品の全てにこの薬が配合されているというわけではありません。

 

また、ハイドロキノンと一緒に配合されているステロイドは、そんなに強いレベルではありません。 この薬は虫さされによるかゆみ止めなどにも使用されていて、その濃度は低く副作用も低いレベルです。 ハイドロキノンに含まれる濃度も虫さされの薬と同じくらいのレベルです。

 

しかし、長期的に使用するとやはり副作用を起こす可能性があるので、使い続けていいというものではありません。 最近では、ハイドロキノンを安定化させた「安定型ハイドロキノン」という成分も開発されて、この安定型ハイドロキノンを使用する場合は、肌への刺激が少ないためステロイドが配合されなくなりました。

 

肌が弱かったり、化粧品の危険性などが気になったりする場合には、使用されている配合成分をよく見て、自分に合ったものを選ぶ必要がありますし、自分の使っている化粧品にどんな成分が配合されているかは把握しておく必要があるでしょう。