ザラザラしたシミの正体とは
肌にできるシミは、周囲から見れば、一気に老けたようにも見えます。
シミがあるかないかで、見た目年齢にも大きな差ができてしまうため、美への大きな障害となりがちです。
しかし、シミと聞くと、顔にできる茶褐色のものをイメージされるかもしれませんが、それにも実は様々な種類があります。
20代から50代にかけて幅広い世代に発症しやすい肝斑(かんぱん)や、加齢に伴って発症しやすい老人性色素斑などが挙げられます。 そして、中にはそのシミを触ったときの感触がなんとなくザラザラしているタイプのものがあります。
もし、あなたが今、シミでお悩みであれば、ぜひちょっと触れてみてください。 ちょっとザラザラしているような感触はありませんか?
実は、このザラザラ感は肌の表面に角質とメラニンがこびりついたままの状態になっているのです。 先ほども紹介しましたが、老人性色素斑はまさにザラザラするタイプのものであり、メラニンと角質がその大きな要因となっているのです。
では、このようなザラザラとしたシミができるのはなぜなのでしょうか。 まず1つ目としては、通常であれば古くなった角質は肌のターンオーバーを利用して自然と剥がれ落ちてしまうものなのですが、年齢的な要因、さらには日頃のスキンケアがうまく行われていないなどの理由で、ターンオーバーが正常な周期で行われなくなっているということが挙げられます。
また、この角質がどんどん古くなってしまうと、通常であればメラニンと一緒に剥がれ落ちるにもかかわらず、肌にとどまったままになり、それがトラブルへと進展してしまうのです。
このように、角質やメラニンがザラザラとした触感のシミの原因となります。 しかし、これらも日頃のクレンジングや保湿などを効果的に、そして正しく行うことで、十分解消できるのです。