皮膚科でシミに処方される薬のヒルドイド
ヒルドイドとは、皮膚科で処方される塗り薬の一種です。
傷の回復を早める効果・保湿効果・血行促進効果などがあるので、ちょっとした肌トラブルにはよく処方されます。
ケロイドなどの目立つ皮膚の異常から、筋肉痛まで幅広い用途があります。 テクスチャーがローション・クリーム・軟膏の３タイプありますが、どれも有効成分の割合は同じです。
効果の程度についてはやはり個人差がありますが、人によっては「どんな高級乳液よりもイイ！」という場合も。 とある美容外科の先生は「３万円のクリームよりも効果がある」ともおっしゃっています。 その高い保湿効果から、乾燥肌の方には特に良く効くようです。
もちろん、シミ治療にも使われています。 シミがなぜできるかと言うと、皮膚の奥のほうにできた傷にメラニン色素が入り込んでしまうからです。
正常に肌がターンオーバーすれば少しずつ消えていくものなのですが、肌の再生能力が衰えているとなかなか消えません。 ヒルドイドはこれを助けてくれるのです。
基本的に処方箋がないと買えないので、使いたい場合は皮膚科に行きましょう。 軟膏タイプのヒルドイドソフトであれば、買える薬局もあるようです。 しかし、本来皮膚科で処方されるものであることを考えると、やはり一度診察を受けてからのほうが安全でしょう。
「皮膚科に行く時間がない！」という場合は、せめて薬剤師さんに相談してからの購入をオススメします。 使い方を間違えて、余計シミを悪化させるなんてことがあったら本末転倒ですからね。
副作用が少ないほうだと言われていますが、診察を受けていない状態で使って、もし何かあったとしてもそれは自己責任です。 皮膚科で処方してもらうメリットもあります。
処方箋が必要＝保険が適用される薬なので、化粧品やレーザー治療よりずっと安く購入できるのです。 だいたい２００円くらいだといわれています。 これなら、皮膚科に行く価値もありますよね。
最後に一つだけ注意点をご紹介しましょう。 ヒルドイドには血液凝固阻止作用があります。 そのため血小板が少ない方、血友病など血液に関する持病のある方は使うことができません。 このことからも、やはり診察を受けてから使用したほうが安心です。
