コーヒーに含まれるポリフェノールはシミ予防に効果的
コーヒーはこれまで、カフェインが身体に良くない、胃が荒れるとあまり健康には良くないイメージがありましたが、コーヒーに含まれるポリフェノールがシミの予防になるという事実が明らかになっています。
朝の情報番組でも紹介されましたが、ポリフェノールは赤ワインと同じくらいで、摂取源としては一番多いことが分かっています。
ある大学の実験調査で、30～60歳の女性を対象に、食事の内容、ポリフェノールなど抗酸化成分を含む食品の摂取状況、1日のうち屋外で過ごす時間、屋外のスポーツの習慣、睡眠やストレスなどに関するアンケートに回答してもらいました。
そして、女性の顔の水分量や弾力性などを測定し、紫外線を当ててメラニン分布を見る方法で、コーヒーポリフェノール摂取量との関係を調べました。
肌の弾力性やシワとの関係は見られませんでしたが、顔のシミの量は、摂取量が多い人ほど少ないことが分かりました。 ポリフェノールは紫外線に有効で、抗酸化作用があり、肌のハリやアンチエイジングに効果的と言われます。
また、カフェインは利尿作用があり、老廃物を排出し、新陳代謝を促進しますので、美肌づくりに役立つとされます。 コーヒーはかつてイスラム社会で薬として使われてきた歴史があり、疫学調査では、肝臓がん、大腸がん、胆石、パーキンソン病に効果が得られたという報告があります。
まだ、相関関係のレベルですが、コーヒーの知られていなかったパワーが少しずつ解明されています。 しかし、飲みすぎは禁物で、カフェインは血管を収縮させる作用があるため、胃が荒れることがあり、交感神経を刺激するので、子どもさんは控えた方が良いです。
また、妊婦や授乳中の女性は、カフェイン200mgまでとして、1日1～2杯程度にします。 心臓病や腎不全、ぼうこうがんもカフェイン、カリウムが影響を与えるので控えます。
1日の適量は大体2～3杯ぐらいにすると、ポリフェノールの効果が得られるので、シミが気になる方は目安にして下さい。
