ステロイドを塗るとシミができる?
ステロイドは皮膚科で処方される薬です。
内服薬と外用薬があり、湿疹やじんましん、虫刺されなどの治療に用いられます。
「ステロイドを塗った肌を日光に当てると患部が黒くなっていきシミになってしまう」という噂もありますが、科学的な根拠はありません。
湿疹やじんましんになると肌に赤みができてしまいます。 この肌の赤みは通常ならばすぐに治って普通の肌色になるのですが、病気が長引いてしまうと赤色からしみのような黒っぽい色に変化していきます。
湿疹やじんましんでよく用いられるので誤解されてしまうのですが、これはステロイドを使用していなくても残ってしまうものです。 湿疹やじんましんの治療でよく用いられるのでそういった噂ができたようです。
ステロイドはじんましんや肌荒れなどの肌の修復を助けてくれる作用がありますので、副作用として新陳代謝があがりしみにもよい効果をもたらしてくれることもあります。
多くの方が悩んでいるシミは日光性黒子と呼ばれるもので、太陽の光に含まれている紫外線が原因であることが多いです。 日光性黒子は紫外線を肌に当てないようにするとしみができにくくなりますよ。
紫外線は長年蓄積されたものが数年、数十年後に一気にしみとなってでることが多いので、今しみがなくてもしっかりと紫外線対策をすることが大切です。
紫外線はシミだけではなく、しわや命に関わる皮膚ガンに発展する可能性もありますので、女性だけでなく男性も紫外線対策をすることをおすすめします。 最近は男性用の日傘や日焼け止めなどもでていますよ。
紫外線が肌に当たると細胞を守るためにメラニンという色素が生成されます。 このメラニンが沈着することによってしみになるのです。
ビタミンCはこのメラニンが生成されるのを阻害してくれるはたらきがあるので、ビタミンCが豊富な野菜やフルーツをとることもおすすめします。 ビタミンCはしみだけでなく、肌のうるおいなども保ってくれるので美肌を目指す方は毎日取った方がいいでしょう。
また、ベータカロテンという成分もメラニンを作り出す活性酸素のはたらきを鈍くします。 サプリメントとしてもでているので、時間がないかたはそちらがおすすめです。