シミやほくろによく似た悪性の皮膚がんとは|顔のシミ取り化粧品の口コミランキング

シミやほくろによく似た悪性の皮膚がんとは

皮膚がんの中でも、悪性黒色腫と呼ばれる皮膚がんは、日本国内で3番目に多い病気です。 メラノーマという名前で呼ばれる事もあり、こちらの名前なら聞いた事があるという方もいるかもしれません。

 

このメラノーマの怖いところは、悪性でありながら、良性のシミやほくろと大変似ているという事です。 他の皮膚がんとも見分けがつきにくい事から、注意が必要です。

 

メラノーマならではの特徴とは、どのようなものでしょうか。 まず挙げられるのが、形のいびつさです。 シミやほくろは左右対称な丸い形が多いですが、メラノーマはいびつな形をしています。

 

続いて、輪郭がハッキリとわからないという事です。 シミやほくろは比較的輪郭がわかりやすく、正常な皮膚との境界も明確です。 しかしメラノーマは、輪郭がギザギザとしており、明確ではありません。

 

また、色も1色ではなく、濃い色と薄い色が混ざったような色をしています。 さらに、数ヶ月の間に2倍、3倍と大きくなっていくという特徴もあります。 そこで、直径が6mm以上あるシミやほくろを見つけたら、念の為専門医で検査を受けた方が良いでしょう。

 

基本的にメラノーマは、全身どこにでも現れます。 ただ、現れやすい部位は決まっており、足の裏、背中、手の平、爪といった部位に現れやすくなっています。 高齢者の場合は、これらの部位に加えて、顔も現れやすくなります。

 

悪性の皮膚がんとはいえ、メラノーマには痛み、かゆみといった自覚症状が一切ありません。 その為、早期発見が難しいとも言われています。 しかし、肌表面から肌の奥にある真皮周辺にメラノーマが到達すると、そこから全身にがん細胞が運ばれてしまいます。

 

こうして転移が認められると、抗がん剤による治療を受ける事となりますが、残念ながらメラノーマに効果を発揮する抗がん剤は、現状ではありません。 そこで、転移が認められる前に、早期発見を行い、切除手術を受けるのがベストと言えるでしょう。

 

もし、気になるシミやほくろがあるのであれば、速やかに専門医を受診しましょう。 気になるからといって、触ったりいじったりして刺激を与えてしまうと、進行してしまう可能性があります。

 

また、先に紹介したような特徴を持たないメラノーマもあるというデータがあります。 そこで、定期的に全身をチェックするように心がけましょう。