シミを漢方で改善するには
東洋医学の世界では、シミは体の内部の不調から出来るものだと考えられています。
血液の巡りが悪く、体の末端まで行き届かない場合、お肌の新陳代謝が悪くなります。 新陳代謝が悪くなると、メラニン色素が体外に排出されませんから、シミになるという訳です。
シミは、東洋医学では「肝斑」と呼ばれています。 東洋医学の世界では、体は「気、血、水」の3つの要素で成り立っていると考えられています。
肝斑が出来るのは、この3つの要素の内の「血」のバランスが悪くなっているからなのです。 そのため、肝斑を改善するためには血流を良くする漢方薬や、ホルモンバランスを整える漢方薬が使われます。
東洋医学でシミを改善するためには、漢方薬だけに頼っていてはいけません。 ご自身の生活習慣を見直し、好ましくないことは直していくことが大切です。
「血」のバランスが悪い方は、体を冷やさないように注意しましょう。 体を冷やしてしまうと、血流が滞ってしまう原因となります。 せっかく漢方薬で血流を改善していても、体を冷やしてしまっては効果が半減してしまいますよね。
日常生活におけるストレスも、血流と大きく関係しています。 ストレスを溜めると、血の流れが悪くなり、シミの原因となります。
とは言っても、現代社会において、ストレスを全く感じない生活を送るのは難しいですよね。 ご自身でストレスを解消出来る手段を見つけ、出来るだけイライラしない生活を送ることが大切です。
普段全く運動しない方も、血流が滞ってしまう可能性があります。 激しい運動は必要ありません。 寝る前の数分間、軽くストレッチをするだけでも良いのです。
このように、漢方薬と生活習慣の見直しを併用することで、きれいなお肌を取り戻しましょう。