美白の妨げになる乾燥はうるおいケア
美白ケアをするには、保湿も行わなくてはいけません。
なぜなら乾燥肌は、あらゆる肌トラブルを招くからです。
乾燥肌はこんなに悪い
シワやたるみだけではなく、肌のバリア機能が落ちることでかゆみ、皮膚炎を引き起こしてしまいます。 バリア機能が落ちるということは、当然紫外線の刺激からも弱くなります。 皮膚が炎症を起こしてしまうと炎症後色素沈着という症状を起こし、シミの原因にもなります。かゆみが強くて掻いてしまえば、掻き壊して跡になってしまうこともありますね。 さっぱりさせるために皮脂を取ることばかり一生懸命になっては、肌のバリア機能を失ってしまう結果になります。 皮脂は肌を守るためにも、とても大事なものなんです。
隠れ乾燥肌
自分は皮脂の分泌が多いから、オイリー肌だと思いこんでいませんか? 実は、乾燥から肌を守ろうとして皮脂を分泌しているのかもしれません。 隠れ乾燥肌は、皮脂をコントロールするためにも保湿が大事です。
美白成分で肌が乾燥してしまう
乾燥が大敵なのに、美白化粧品を使用すると肌が乾燥してしまうという人も多いです。 やはり、美白成分が刺激になって乾燥を招いてしまうようです。 乾燥肌がひどい人は、保湿を重視した化粧品を利用しましょう。
心強い保湿成分
保湿成分といえばヒアルロン酸、セラミドなどが一般的です。 他にも、フラバンジェノールという成分が、保湿に良いとされています。 美白成分の中には、保湿効果のある成分もあります。 そのひとつがプラセンタです。 プラセンタは胎盤のことですが、新陳代謝を促して美白・保湿共に良い効果をもたらします。化粧品には豚由来を用いることが多いですが、他にも馬、羊、植物などがあります。 特に馬のプラセンタはアミノ酸の含有量が抜群に高く、美容効果は高いです。 ただし、1頭につき1頭しか生まないので、胎盤の量も少なく貴重です。 手軽に入手できるものを利用するか、高価でも良質な物を取り寄せて使うか、良く考えてから決めると良いでしょう。
サプリメントと化粧品を利用する
化粧品で足りない成分をサプリメントで補うか、もしくはサプリメントでできないことを化粧品でケアすると良いでしょう。 両方うまく活用すれば、より美肌効果が望めますね。
美白ケアとうるおいケアを両立
美白ケアも大切ですが、それと同じぐらいうるおいも大切です。 スキンケアには美白とうるおいを両立させるのが常識ですよ。
うるおい不足が原因で様々な肌トラブルが
肌が乾燥すると、かゆくなったりしませんか? これも、うるおい不足が引き起こす肌トラブルのひとつです。 うるおいが不足していると角質層の構造が崩れてしまい、肌のバリア機能が落ちてしまいます。すると炎症を起こしやすくなったり、かゆみが起きたりします。 紫外線への抵抗力ももちろん下がってしまうので、シミや色素沈着もできやすくなります。 肌の乾燥をどうにかしなければ、肌トラブルはなかなか解消されません。
また、自分ではオイリー肌だと思っていても、実はかくれ乾燥肌であることも多いです。 そんな人はうるおいが足りないのに保湿をしないので、肌を守ろうとして過剰に皮脂が分泌されてしまいます。
うるおい成分
肌のうるおいを保ってくれる成分は、ヒアルロン酸とセラミドです。 ヒアルロン酸は、表皮の下にある真皮部分にあります。 真皮層には肌のハリを保つエラスチンとコラーゲンの網目がありますが、その間を埋めるようにヒアルロン酸があります。 奥深いところにあるので、化粧品で補おうとしてもなかなか浸透してくれません。セラミドは、角質層にあります。 セラミドが不足してしまうとかゆみなどの肌トラブルが起きてしまいます。 ダイレクトに保湿するには一番便利な成分ですが、コストがかかるためになかなか多く配合されないのが残念です。
日焼け止めも保湿重視
美白ケアには欠かせない日焼け止めですが、その日焼け止めが原因で肌が乾燥してしまう場合もあります。 紫外線カット力が強いタイプを長時間付けっぱなしにしてしまうと、肌への悪影響が心配です。汗に流れにくいように皮脂を吸収されるようになっていると、肌の乾燥もひどくなります。 また、クレンジングでしっかりと落とさなくてはいけないので、その時に皮脂が取れ過ぎてしまいます。
最近では日焼け止めでもうるおいを意識した製品が多く、保湿などの美容成分がたっぷりと入っていて、肌を乾燥から防いでくれます。 SPF値は15から20ぐらいでも生活紫外線をカットしてくれますので、必要が無いのに強い日焼け止めを使用しないようにするのも大切です。