美白ケアの一番有効・大切なコツと危険性
お肌にとって一番いい習慣って、何だと思いますか?
もちろん「自分に合ったケア」をすることですが、その前に大前提となることがいくつかあります。
基本的な生活習慣についてです。
例えばUV対策。 「日焼け止めは夏しかつけない」という人はいませんか? そうだとしたら、ぜひ今年から一年通して使うようにしましょう。 美白ケアの一番有効・大切なコツは、紫外線対策だからです。
一昔前は「強力な日焼け止めは肌に負担がかかる」と言われていましたが、最近は軽いつけ心地のものも増えてきました。 日光に当たる時間や使用感でお好みのものを選びましょう。 紫外線の弱い時期は少し弱めのものでもいいですね。
また、自分に合った美白コスメを探すのも大切です。 ランキングで上位だからといって、全ての方に同じように効果があるとは限りません。 当たり前の話ですが、人によって一番効くコスメは違うのです。 少しでも「効いてないかな?」と思ったら、切り替えてしまうのもアリ。
ただ、美白効果が出るのは早くて3ヶ月かかると言われていますので、見極めがなかなか難しいところです。 「一本使い切ったら」「もっとよさそうなものを見つけたら」など、ご自分できりの良いタイミングを決めると良いでしょう。
生理周期によって女性ホルモンの分泌量やお肌の調子が変わるため、それに合わせるのも手です。 中にはハイブランドの化粧品よりも、百円ショップのもののほうが美白効果があったという人もいます。
価格=効果ではないのです。 これは化粧品を選ぶ際にぜひとも覚えておきたいところ。 安価なものはたっぷり惜しみなく使えるので、特にローションパックや全身に使いたい場合はオススメです。 日焼け後のケアにもいいですね。
そして、思っている以上に重要なのがクレンジングと洗顔です。 皮膚表面の汚れを落とすことは、清潔だけでなく美白の基本。 お肌のターンオーバーを促すことにもなり、一石二鳥です。 ごしごし擦るのではなく、優しくまんべんなく洗うように心がけましょう。
この他にもバランスの良い食生活や、ストレスを溜めないことなどまだまだたくさんあります。 どれが自分にとって一番ウエイトが大きい要素なのか、探っておきたいですね。
美白にこだわることによる危険性とは
美白にこだわりすぎて、必要以上に紫外線を避けていると健康に影響が出る危険性があります。 過剰に紫外線に反応して美白を維持するために、日光を浴びないような生活をしていると健康を損なう危険があるというのです。日光を浴びることによって、体の中にはビタミンDが生成されます。 このビタミンDは、骨に関する健康を維持する栄養素です。 ビタミンDにはリン酸やカルシウム、血中濃度を正常に保ったり、骨粗しょう症などの骨の健康維持に役立ったりする働きがあります。
最近では、ビタミンDが不足してくると甲状腺やリウマチ、乳がん、インフルエンザなどの感染症のリスクが増加する危険が生じるということも分かってきました。
ビタミンDは、1日に平均2時間以上太陽に当たる生活をすると、体内に十分な量が生成されるのですが、大人になるとなかなか1日に2時間も屋外にいることはないでしょう。
外にいる時間があまりない上に、女性の場合は美白にこだわって紫外線をさけるために日焼け止めを塗ったり、長袖、日傘などで完全防備したりしているので、ますますビタミンDの生成を阻止してしまいます。
紫外線からビタミンDを摂取することが難しいのであれば、食事やサプリメントで取るしかありません。 ビタミンDはマグロやサケ、サンマ、イワシ、ヒラメ、シラスなどの魚類に多く含まれています。
キノコにもビタミンDが多く含まれていると言われていますが、キノコで摂取するとなると大量に食べる必要があるので、魚類で摂るようにするほうがいいでしょう。 サバやサンマの缶詰でもビタミンDを摂取することができるので、あまり自炊をしない人は缶詰を食べるといいでしょう。
ビタミンDを摂取するのにもっと手軽な方法は、サプリメントです。 本来、ビタミンなどの栄養素は規則正しい生活とバランスの取れた食生活で摂取するのが一番ですが、それが難しい場合にはサプリメントを使ってもいいでしょう。
ビタミンDのサプリメントは、さまざまな会社から発売されています。 サプリメントには1日に必要な摂取量が記載されているので、適量を摂取することができます。
最近は、あらゆる栄養素がサプリメントになっているので、食事以外の方法でさまざまな栄養を摂取することができるようになっていますが、サプリメントに依存しすぎると過剰に摂取する危険性があります。 ビタミンの過剰摂取は逆に病気の元になることもあるので、なるべく食事から摂取することをおすすめします。