シミ保険診療は1週間以上もかかる？
肌トラブルで悩む女性はたくさんいます。
悩みの内容はシワやニキビなどさまざまですが、なかでもシミの悩みは深刻です。
シミは、紫外線を多く浴びたことによって、皮膚の奥で活性化したメラノサイトが、加齢などが原因でもとに戻らなくなり、肌に色素が沈着してできたものです。 これが、小さなものが散らばってできたり、大きく広い範囲で現れたり、人によってさまざまな状態で出てきます。
範囲が広かったり、濃かったりするシミに関しては美容整形のレーザー治療で取ることができます。 レーザー治療は輪ゴムで軽く弾かれたような痛みで、我慢できないほどではありませんが、麻酔も併用してくれます。
患部にレーザーを照射したら、20分くらい冷却します。 照射後2日間は絆創膏を貼ったまま過ごし、絆創膏を張り替えるとまた2日間そのままにしておきます。
こうして1日おきに約1週間絆創膏を貼り直します。 その間、幹部はカサブタのようになった皮が剥がれ落ちたり、新しい茶色い皮膚ができたりを繰り返します。
こうして1週間もすれば、絆創膏を完全に外すことができて、照射をした幹部は肌が再生したように、とてもきれいになります。 ただし、新しく生まれた肌はまだ弱く、デリケートな状態なので洗顔やメイクをするときは充分注意しなくてはいけません。
つまり、美容整形でレーザー治療を受けると、1週間以上はダウンタイムと言ってメイクをしたり紫外線を浴びたりすることができなくなります。 ダウンタイムは個人差があり、照射した患部に炎症性のシミが発生してしまい、回復するまでに半年以上かかるという人もいます。
最近ではダウンタイムのない治療法などもありますが、料金の面などから考えても、化粧品やサプリメントで改善していきたいと考える人の方が多いようです。 シミやソバカス、くすみに効果のある成分をご紹介しましょう。
ビタミンＣ
老化の原因となる活性酸素を除去したり、酸化を防いだりする働きがあるため、メラニンの生成を抑えることができます。
Ｌ－シスチン
メラニンを排出したり、新陳代謝を高めたりする効果があります。
ヒドロキシチロソール
老化の原因となる酸化を防ぐ効果が、とても高い成分です。 オリーブの葉などに含まれていて、ビタミンＣの10倍の効果があると言われています。
シミは保険診療で治せるのか
シミを病院で治療しようと思ったとき、気になるのは保険診療になるかどうかですよね。 美容外科などは自費診療になることが多いので、ここが気になってなかなか病院に行けない……という方も多いのではないでしょうか。まず、結論から言いましょう。 皮膚科や美容外科の場合、内服薬だけなら保険診療になります。 他にレーザーなどの治療を受けると、その分は自費です。 ですので、初めてもしくは数が少ない・範囲が狭いならば内服薬で気長に治療してみてもいいのではないでしょうか。
保険診療以外の治療を自費診療と言いますが、これは各施設によって価格が違います。 しかし、化粧品と同じで高ければ効果も高くなるとも限りません。
それに、レーザーを始めとした治療の多くは継続しなければ効果が発揮できないといわれています。 ですので、通いやすい価格設定の施設を探し、口コミなどでおかしな評判がないか調べてから行くのが良いでしょう。
場所によっては、期間限定で施術料の割り引きをしていることがあります。 常にアンテナを張っておいて、安くなったときに受けるのもアリですね。 当然ながら競争率が高くなるので、早めに申し込みましょう。
ここまでは自費診療を前提にお話してきましたが、病的な理由でできるシミには保険が利くこともあります。 これは一見加齢によるものと区別がつきづらいのですが、診察を受けて病的なものと認められれば保険で治療できます。
どうしても気になる場合はやはり一度診察を受けてみて、予算に合わせて内服薬・レーザーなどを決めるのが良いでしょう。 また、シミは非常に複雑なでき方をすることがあります。
「一見ただのシミだと思っていたら、の下にあざや肝班が隠れていた」というケースや、その逆もありえるのです。 どのタイプなのかはっきりわからないと、対策のしようがないですよね。
その判断ができるのは皮膚科医だけですので、診察を受けて１００％損をするということはあまりないのではないでしょうか。
特に力を入れている施設では、シミの種類によって使う機械や照射する光を事細かに使い分けています。 おそらく院長の方針なのでしょう。 有名なクリニックもいいですが、できればそうした意識の高い施設で施術を受けたいですね。
