顔を老けさせてしまうシミとくすみとクマ
シミとクマとしわは、顔を老けさせてしまう三大原因ではないでしょうか。
ほとんどの女性がこのうちどれか一つは悩んでいるでしょう。
「一つどころじゃないわよ!」なんて方も珍しくないかもしれませんね。
シミに対するケアは大きく分けて二つ。 メイクのときに隠してしまうか、スキンケアや美容外科の治療で薄くなるようにするかです。 「寝るとき以外はメイクをするからいいわ」という方なら、コンシーラーで隠してしまうのが手っ取り早いでしょう。
後者の場合は根気よく自分に合う方法を見つけて、じっくり消していくことになります。 一見ただのシミでも、いろいろな要因が重なっているケースがあるからです。 皮膚科や美容外科できちんと相談し、対策を取りましょう。
クマは大きく分けると3タイプあり、それぞれ対策も異なってきます。 青グマ・茶グマ・黒グマです。 複数重なっていることもありますが、一つずつ見ていきましょう。 青グマは血行不良によってできるもので、血管の色が透けているために青く見えます。
睡眠不足のときだけクマができてしまう……という場合は青グマでしょう。 適度な睡眠を取ること、マッサージやホットタオルで目の周りの血流を良くすることで改善できます。 これらは眼精疲労の予防にもなるので一石二鳥です。
茶グマは、メラニン色素が沈着してしまっているためにできるクマです。 つまり、シミのお仲間ということになります。 一番居座りやすいタイプともいえそうです。 アイメイクをきちんと落とさずに寝ていませんか? 目がかゆくなったとき、ごしごしこすっていませんか?
両方とも茶グマの原因になってしまいますので、すぐにやめましょう。 茶グマはクレンジングを丁寧に行うことと、ビタミンCなどお肌のターンオーバーを助けるものを取ることで改善することができます。
最後は黒グマ。 これは加齢にしたがってできやすくなります。 なぜなら、目の周りの皮膚のたるみが原因だからです。 加齢が原因ですので改善するのは大変ですが、ポイントは二つ。
体がコラーゲンを作れるよう食事に気をつけること、スキンケアで補って改善を図りましょう。 シミもクマもすぐ消すのはなかなか難しいものです。 改善を図りつつ、メイクで上手にカバーしたいですね。
くすみとクマの意外な関係
「まぶたのくすみだと思っていたら、実はクマだった」 こんな経験はありませんか? 実はこれ、意外と多いケース。 まぶたの下だけがいつもくすんでいるという人は、一度疑ってみたほうがいいかもしれません。クマには大きく分けて3種類ありますが、2つが混合されている場合もあります。 そのため、片方が改善してももう片方がそのままだと、なかなかくすみが解決したようには見えません。 根気良くケアすることが大切です。
まずは茶クマ。 原因はくすみと同じく色素沈着です。 クレンジングがきちんとできているか?洗顔やクレンジングで不必要なほどこすっていないか?ドライアイや花粉症で目の周りをこすりすぎていないか? などなど、さまざまな原因があります。
ですので、こすりすぎをやめることと美白ケアが有効です。 良いクレンジングはゴシゴシこすらなくても、のせてなじませる程度でよく落ちてくれるもの。
「それじゃ落ちない」と思う方は、こするのではなく押さえるようにしてなじませるといいでしょう。 摩擦を減らし、メイクとなじませて落とすことができます。
アイメイクに気合いを入れている方は、専用のリムーバーを忘れずに。 「面倒だから」といって落ちないクレンジングを使い続けていても、肌にとっていいことはありません。
クレンジングにはメイクと同じ時間をかけるべき、という人もいます。 もちろん時間の長さよりも落としきれているかどうかが問題ですが。
くすみや美白ケアで効果が見込めない場合、青クマの可能性があります。 こちらは血行不良が原因でできてしまうので、ケアも変えなくてはいけません。
まずは目元にホットタオルを当ててみたり、やマッサージをしてみたりしましょう。 目が疲れていると血行が悪くなりがちなので、パソコンでの作業やデスクワークが多い方は疲れ目用の目薬を使うのも良いでしょう。
湯船に浸かって身体全体を温める、首や肩までマッサージする、ブルーライトをカットしてくれるメガネやフィルムを使うなど、他にも対策はいろいろあります。
また、どちらの場合も睡眠時間の確保とピーリングが有効です。 特にピーリングはクマだけでなく顔全体のくすみ対策になりますよ。 しかし、角質の取りすぎはかえって肌を弱くしてしまいますので、使う頻度は説明書きの通りにしましょう。 睡眠も美容のためには欠かせません。