30代・40代女性が悩んでいるくすみの対処法
30代女性の肌の悩み第1位は何だと思いますか？
第1位は、シミとくすみだそうです。
30代は、20代と比較すると子育てに負われたり、責任のある仕事を任される事が増加します。
その結果、ストレスが20代の頃よりも増加し、皮脂分泌を過剰にしてしまうと言われています。 そして、肌表面では「てんぷら現象」と呼ばれる症状が起こってしまうのです。 一体、30代女性の肌に多く見られる「てんぷら現象」とは、どのような状態をさすのでしょうか。
購入したばかりの油は、薄い透明な黄色ですが、空気に触れた油はどうでしょうか？ 段々と、茶色っぽく変色していくはずです。 このように、肌の皮脂が酸化して黒っぽく変色していく事を「てんぷら現象」と呼びます。
朝、洗顔したばかりの肌は、透明感があるはずです。 しかし、夕方になるとくすんで見えるようになりませんか？ これは、肌の皮脂が空気に触れる事で酸化する事によって起こります。
では、ストレスと皮脂分泌にはどのような関係があるのでしょう。 ストレスは、自律神経の働きに乱れを生じさせます。 自律神経に乱れが生じると、皮脂分泌が増えると言われています。
また、体内では男性ホルモンの分泌も行われ、こちらも皮脂分泌が増える原因に繋がります。 さらに、抗ストレスホルモンを作る際には、大量のビタミンCやビタミンB群が失われてしまいます。 つまり、シミが出来やすい環境になってしまうのです。
このように、ストレスが溜まるとシミやくすみを引き起こしかねません。 しかも、皮脂が黒っぽく変色した状態で放置していると、その皮脂が角質の上で老化角質に変化してしまいます。 老化角質に変化してしまうと、くすみも肌に定着してしまうので、解消するのが難しくなります。
そこで、ピーリングで角質を取り除く事をオススメします。 肌のターンオーバーが上手く機能していれば、古い角質を排出する事ができます。 しかし、くすみが定着している肌というのは、ターンオーバーが上手く行っていません。
そこで、ピーリングで古い角質を取り除くと、新しい肌に生まれ変わる事ができます。 年齢と共にターンオーバーは遅くなる傾向にあるので、きちんとケアを行うよう心がけましょう。
40代女性が悩んでいるくすみの対処法
40代に差し掛かると、様々なお肌の悩みを抱える事になります。 ランキングを見てみると、5位は毛穴の目立ち、4位は乾燥肌、3位はしわとなっています。 そして2位は肌のたるみ、1位にはシミやくすみがランクインしています。こうしたランキングを見てもわかる通り、40代の女性の多くがシミやくすみに悩んでいます。 肌の透明感が奪われるだけでなく、若々しさも奪われてしまうので、大敵と言っても過言ではないでしょう。 しかし、これらは何もしなければ加齢と共に現れてきてしまうものです。
40代の肌の悩みランキングで1位となったシミやくすみには、色々な原因があります。 まず挙げられるのが、紫外線です。 紫外線を浴びると、肌を守ろうと表皮の奥のメラノサイトでは、メラニン色素が生成されます。
生成されたメラニン色素は、ターンオーバーが正常な場合、そのまま肌表面へと押し上げられた後、体外へと排出されます。 しかし、ホルモンバランスが乱れると、ターンオーバーにも乱れが生じます。
そうなると、メラニン色素が排出されずに肌に定着し、シミやくすみの原因となってしまうのです。 こうした原因から、対策としては紫外線から肌をしっかり守る事が重要と言えるでしょう。 外出する際には、必ず日焼け止めを塗るようにしましょう。
ただ強い効果の日焼け止めを選ぶのではなく、自分の肌に合うかどうかを試してから使うようにして下さい。 また、日焼け止めだけではなく、帽子や日傘も併せて使うと良いでしょう。 とにかく、できるだけ紫外線によるダメージを受けないという事が大前提です。
また、毎日のスキンケアも重要になります。 夜にはきちんとメイクを落としてから寝るといった、基本を守るようにしましょう。 洗顔も、肌を傷つけないようにたっぷりの泡で洗い、洗顔後は化粧水でしっかり保湿をして下さい。
これは、夜だけではなく朝にも言える事です。 朝は忙しい為、どうしても洗顔やスキンケアがいい加減になりがちです。 しかし、朝も正しい洗顔やスキンケアを行うよう心がけましょう。
何故なら、乾燥はシミやくすみが出来やすい環境を作ってしまうからです。 逆に、毎日のスキンケアはこれらの予防効果が期待でき、正常なターンオーバーを促してくれます。 その為、乾燥知らずの潤い肌を目指して、しっかり保湿ケアを行いましょう。
